コラーゲンはたんぱく質で、皮膚や骨、軟骨、腱、血管などに多く含まれています。体内には体重の約16%のタンパク質がありますが、その約30%がコラーゲンで、その主な役割は身体の各組織の保持することです。また、水分を保持し、うるおいを保つようにする役割も担っています。
さらにコラーゲンは、美しく弾力性のあるお肌にも欠かせない成分です。お肌のコラーゲンは細血管を豊富に持ち、表皮に栄養を与え、表皮を下から支える「真皮」という場所にあります。「真皮」にコラーゲンが多いと、弾力感が出て、お肌がとても元気になるのです。
コラーゲンは、弾力性を作るだけでなく、保水力も強い成分です。つまりコラーゲンが多い真皮は、水分が豊富であるといえます。 さらに真皮層の水分はとても重要で、毛細血管からの栄養素を浸透させたり、細胞の老廃物を排出するなどの役割を持っています。
コラーゲンが豊富なお肌は、健康的な張りがあるほかに、細胞に栄養が届きやすく、老廃物も溜まりにくいというわけです。
栄養素が届きやすいお肌では、表皮のターンオーバーが活発になります。また、老廃物が溜まりにくくなるので、むくみが起こりにくくなり、血流もよくなります。血流が良くなると、さらに栄養が届きやすくなるわけですから、お肌の新陳代謝がスムーズに行われていることになります。
しかし、真皮のコラーゲンは量は20代でピークとなり、その後は減少していき、40代ではその半分になるといわれています。コラーゲンが減少し、新陳代謝のサイクルが遅くなると、お肌の張りは失われ、老化していきます。また古い角質層がいつまでも表皮に残るために、肌のかさつき、くすみも出てきます。さらに コラーゲン繊維の弾力が衰え、ひずみがシワとなることもあります。コラーゲンがお肌の健康、若さを決めるといっても過言ではありません。
コラーゲンは美肌を保つだけなく、身体にとっても有効な成分です。しかし、コラーゲンは年齢とともに減少してしまいます。コラーゲン産生効果のある化粧品を使うことはもちろんですが、食品で体内に不足したコラーゲンも補ってあげることで、お肌だけでなく身体の老化も予防することができるのです。
コラーゲンの生成に欠かせない栄養分がビタミンCです。さらにα-リノレン酸やセレンをこまめに摂って、コラーゲンを分泌しやすい細胞膜を作りましょう。また、お肌の健康を保つには、亜鉛やビタミンB群、ビタミンE、レチノールなどが効果的。緑黄色野菜や魚介類を積極的に摂ることが、美肌には欠かせません。
長寿で知られる沖縄料理は、豚皮や豚足などコラーゲンが豊富なメニューが目白押し。また鶏肉の皮や骨、軟骨、手羽などにも多く含まれています。これらの食材を1日のメニューに取り入れてみてはいかがでしょう。